アウラメソッド

夜のうちに雨がふりましたね。温かな日差しがどこまで乾かしてくれるか?
午後からのグループレッスンを屋外でやるかどうか?ちょっと悩み中です。
できるかぎり外でフライボールのレッスンをやりたいなぁ〜

さて、ドッグトレーニングにおいて、様々な手段が講じられます。
一般的には、強制的に行動を抑制する方法と、報酬に基づく強化の原理によって行動を引き出す方法にわかれます。
アウラでは後者によるところが基本にあります。
では、強制的な手段がダメかというと、そうは思いません。
手段とは、あくまでも手段であって、使う側がそのボリュームをノーマライズできなければ適正に機能はしません。
故に、報酬に基づいていたとしても、時には強制的な手段に近づいてしまうことはしばしばあります。
また、強制的な手段には即効性がありますから、行動を制御することは容易く、ある程度の成果をはやくに達成できるメリットがあります。そのためてっとりばやくひっぱらなくするとか、飛びつかなくするなど、日常的に習慣化しやすい行動に対して有効と考える事もできます。
ただ、こうした手段を経験してしまい成果をあげてしまうと、なかなか他の方法を試そうという気持ちにならないのも確かです。
今やネット社会ですから、そうしたことに同調する人を見つける事は容易いし、それによって安心してしまえばもう不動になります。
しかしながら、強制的な手段で行動は抑制できたとしても、その犬の考えや感情を制御することは難しいというデメリットがあります。
そのため、精神的に弱い個体においては、行動は強化されても、とても反応が悪いとか、確実性に欠けるなどの症状がではじめます。
古い訓練士達はそれを軟性(感受性が強く、刺激に弱いため訓練に向いていない)と硬性(刺激を受けても、ほとんど動じることがなく強制的な訓練に向いている)に分け、硬性の犬だけが良い評価をあたえられがちです。
とはいえ、人においても犬においても精神性というのは常に一貫して現れる訳ではなく、感受性というものは対峙する条件(場所、季節、雰囲気等々)によって大きく変わります。
いつも何に対してもこだわらず元気に動き回っている犬でも、ある何かに対してはとても臆病なことはしばしば見受けられます。むしろそうした臆病なところがあるのが犬です。
訓練所や競技会のような特定の環境では抜群の能力を発揮する犬でも、一般的な社会生活の中ではその半分も機能しないということ多い物です。
それは単に飼い主さんのスキルが低いからではなく、そうした条件に沿った教育背景がなかったからに他なりません。
一方、陽性強化による、積極的に好ましい条件を強化していく方法は、そのタイミングやボリュームの調整に難しさを感じる方も少なくありません。
これは、感情表現というアウトプットが普段からあまり得意でない日本人にはある意味で仕方がないことなのかもしれません。とくに男性は無口で無表情で、しかも考えた上で間を置いて犬に「よしよし」とほめがちです。
それは犬からみればなんとタイミングが悪く、わかりにくいボリュームであるか・・・・
本人はほめているつもりでも、犬にはむしろ混乱を招くことになり、モチベーションが下がっていく傾向があります。
そうなるとそれを阻止するために、トリーツを乱用してしまい、トリーツへの依存度がどんどん高くなっていき、感情のコントロールが難しくなってしまいます。
事実、私自身もそうしたことに陥る事があります。
知って陥るのですからリカバリーはできるのですが、ついつい本来のボリュームよりも強くトリーツを使う事は多いものです。
とくに時間がない時とか、今これを伝えなければいけない等の条件ではいつの間にか手にトリーツを持っています。
そんな私がトリーツを使わないでくださいというのは、どう見てもおかしな事なのですね。
まあ、理論というのはそういうものであって、現実はとかけはなれるものです。
理論というのは、十分に知っておいて損はありません。
しかし、犬の生き生きとした行動に触れる時はぜひその理論を忘れてほしいと思います。
すると、眠っていた感受性が目を覚まし、一瞬であっても犬の感受性にふれあう事ができます。
もしかするとそれは、競技会で高い得点をとることよりも価値のある場合もあるでしょう。
わたしたち人間は犬を理解するために、自分の価値観をバラバラにしてアレンジしなおすこと。
そして可能性の言語を持つ事。
それによって、微妙に深く感情に影響を与えていき、犬との関わりを高めていく。
もしかするとそれにはとても長い時間を要するかもしれませんが、一生ものの、一張羅の関わりができるのなら、それほど長くはないのかもしれませんね。

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プロフィール

aura

Author:aura
町田市と稲城市にあるアウラドッグトレーニングアカデミー
の西田です。
訓練所ではなく、犬とのコミュニケーションづくりをサポー
トしています。
ブログでは私が感じた事を思うがままに綴っています。
ときにはやさしく、ときには厳しく綴りますが、特定の人や
犬に対する記事は一切ありません。
読まれた結果、どのように感じ、どのように触発され、行動
を示されるかは私にはわかりませんが、どんな時にも前向き
にとらえて読んで頂けると幸いです。
うちのボーダーコリーのビンゴは、重度の股関節形成不全でしかも耳が100%聞こえませんが、それでも沢山の経験を共にし、障害を越えて、健常な犬達と同じかそれ以上の結果さえも得ています。
なにもあきらめるものはありません。自分達の向かうイメージを持って、ひとつひとつの努力した点を線につなげ、面にしていくプロセスを楽しむ事で結果はおのずとついてきます。

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