内村航平選手の感覚

オリンピック盛り上がっていますね〜
どの競技も素晴らしいのですが、体操の内村航平選手の演技は日本中を感動させたのではないでしょうか。
内村航平選手の団体の演技では予選で落下や失敗が相次ぎました。
しかしながら決勝ではおそるべき集中力で全員をまとめあげ、自らもすばらしい演技で金メダルへと導きました。
インタビューで彼は予選の失敗に対して「失敗するべきところじゃない」と語っていたのが印象的でした。
しかしながら完全なるアウェイの場、そしてなれない器具といった環境の変化には百戦錬磨の内村航平選手でも小さなずれが生じるのでしょう。
これは犬と何かを成していくプロセスの中でもありますね。
フリースタイルの発表の場では「馴致」の時間が用意されています。
これは人と犬がその場になれるための時間です。もちろんどのスポーツにおいてもそれはあるべきですし、与えるべき時間です。たとえばフリスビー大会ではスローイングタイムが用意されていて、コート内でスローイングすることができます。
アジリティでは検分の時間が用意されていて、ハンドラーがどのように動くか、犬を動かすかをイメージする時間が用意されています。
この時間はもしかすると本番よりも大切な時間かもしれません。
このわずかな時間の中で自分たちをいつも通りの精神状態とコンディションに近づけなくてはなりません。
いわば「演技前のルーティン」というものを自分たちが持っている事が要求されるのです。
ところがこの時間の使い方がしっかりしていないと、どうしてもその場の雰囲気に飲み込まれてしまいます。
そうすると普段とは違う行動や精神状態を犬に伝えてしまい、犬は混乱してしまいます。結果はもう見えています。
内村航平選手でさえのまれそうになった馴致の時間・・・・もちろん彼の置かれた立場や環境は我々のそれとは比べようもないものでしょうが、やることは同じです。
ところがその後の決勝の立て直しがすごかった。
彼の妹さんがインタビューで「あんなすごい目をみたことがない」と語っていました。
そして、昨日の個人総合での金メダルの演技・・・・
普段は追われる立場の彼が追う立場になっての最終演技「鉄棒」
圧巻の演技の後のインタビューで彼は「練習ではミスをしないので、本番もいつも通りやりました」とさらりと語りました。
その重圧は精神的なものだけでなく鍛え上げた身体にあり、腰の痛みはかなりのものだったようですが、
彼はいつも体操を楽しんでいると感じるのは本当に体操が好きなのだと見ていてわかります。
それが言葉としても表現されているのでしょう。

私たちも犬と何かをなし得ていく時に「楽しみ」を共有すべきだと思います。
どんなにすごい技やハイレベルなスピードであったとしても、犬が楽しんでいる素振りや表情がなければ、単なる性能の高い犬としか判断できません。ならばボーダーコリーを飼って訓練すればいいだけのことです。
しかしそれでは内村航平選手のような感覚にはならないでしょう。
私たちはたとえ犬がチワワであろうとも内村航平選手の感覚を犬に伝え楽しむことが大切だとあらためて感じました。
金メダルにはそういった精神が宿っているのですね。
素晴らしい演技はまだまだ続きます。
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プロフィール

aura

Author:aura
町田市と稲城市にあるアウラドッグトレーニングアカデミー
の西田です。
訓練所ではなく、犬とのコミュニケーションづくりをサポー
トしています。
ブログでは私が感じた事を思うがままに綴っています。
ときにはやさしく、ときには厳しく綴りますが、特定の人や
犬に対する記事は一切ありません。
読まれた結果、どのように感じ、どのように触発され、行動
を示されるかは私にはわかりませんが、どんな時にも前向き
にとらえて読んで頂けると幸いです。
うちのボーダーコリーのビンゴは、重度の股関節形成不全でしかも耳が100%聞こえませんが、それでも沢山の経験を共にし、障害を越えて、健常な犬達と同じかそれ以上の結果さえも得ています。
なにもあきらめるものはありません。自分達の向かうイメージを持って、ひとつひとつの努力した点を線につなげ、面にしていくプロセスを楽しむ事で結果はおのずとついてきます。

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