オリンピック憲章

オリンピックの感動。夢のような時間がすぎていきました。
どの競技でも日本人選手の活躍はすばらしくて目が離せませんでしたね。

さて、その競技ですが、いろんな見方があるかと思いますが、例えばこんなふうに見るとどうでしょう。
対する相手が直接あるものと、ないもの。
柔道や卓球、あるいはバレーボールやバスケットボールは相手と直接対します。
体操やカヌー、あるいは馬術やゴルフは直接的には対する相手がいません。
前者の場合はそれこそ目の前に相手がいますから、相手の気迫や受ける力は直接伝わってくるでしょうから、単なる技術的なもの以外の心理的なものも見ていて感じやすいものです。それゆえに盛り上がりも大きいです。
後者の場合は相手がいませんから、自分との戦いというものを強く感じます。
体操を見ているとそれこそ精神統一と技術が折り重なったミルフィーユを食べている感覚です。
着地が決まるたびに自分自身を投影している感動があります。
それから、相手のいる競技では、負けた相手が目の前にいるわけで、反対に勝った相手も目の前にいるわけですね。
試合後のその時の互いの心理が行動に現れるのが感動をよぶこともあります。
テニスの男子決勝では
アンディ・マリーと
フアン・マルティン・デル・ポトロの対戦となりましたが、共に譲らない熱闘はすさまじかった。
結果的にはマリーが金メダルとなりましたが、終わった後にネットから手を出したのはマリー
そして長身のデル・ポトロと抱擁し、何かを話しています。その姿に私はとても感動しました。

それから体操の場合は相手が直接いませんが、試合終了後に順位が確定して、誰が金メダルかわかります。
体操男子の個人では内村さんがオレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ)にリードを許していたが、最後の鉄棒で逆転しました。
オレグさんの演技もすばらしかったのですが最後の着地で大きく乱れたのが敗因でした。
その後、メダリスト3人を並べた公式会見では、一人の男性記者から内村選手に少し皮肉的な質問が投げかけられました。

「ミスター・ウチムラ、あなたは審判に好かれているから良い得点が取れると感じていますか?」

一瞬、怪訝な表情を浮かべた内村選手は「僕が審判に気に入られてるってことですよね?」「ジャッジ(採点)は公平だと思う」と発言。

すると、死闘を繰り広げたオレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ)が次のように割って入ります。

「審判も個人のフィーリングは持っているだろうが、スコアに対してはフェアで神聖なもの。航平さんはキャリアの中でいつも高い得点をとっている。それは無駄な質問だ」とさらりと言いました。


また、3位のマックス・ウィットロック選手(イギリス)も「大変素晴らしい。彼は皆のお手本です。今日の最後の鉄棒は言葉がない。クレイジーとしかいえない」
「航平さんを一生懸命追っているが簡単じゃない。この伝説の人間と一緒に競い合えていることが嬉しい。世界で1番クールな人間だよ」とオレグさんは付け加えます。

マックス・ウィットロック選手(イギリス)もベルニャエフ選手も内村選手の最終演技を絶賛。選手だからこそ理解している内村選手の偉大さ。まさかの展開に内村選手は照れ笑いを浮かべました。

私は演技や競技にも魅せられますが、こうした相手を讃えあう精神にこそオリンピック憲章はあるのだと、そしてそこにこそ真の勇者はあるのだと感じました。

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aura

Author:aura
町田市と稲城市にあるアウラドッグトレーニングアカデミー
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ときにはやさしく、ときには厳しく綴りますが、特定の人や
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を示されるかは私にはわかりませんが、どんな時にも前向き
にとらえて読んで頂けると幸いです。
うちのボーダーコリーのビンゴは、重度の股関節形成不全でしかも耳が100%聞こえませんが、それでも沢山の経験を共にし、障害を越えて、健常な犬達と同じかそれ以上の結果さえも得ています。
なにもあきらめるものはありません。自分達の向かうイメージを持って、ひとつひとつの努力した点を線につなげ、面にしていくプロセスを楽しむ事で結果はおのずとついてきます。

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