マリーレイ作品集

昨日は川遊びの準備の他はひさしぶりにのんびりと過ごしました。
手作り食セミナーの資料の見直しとかいいながら、これまたひさしぶりにクラフトの動画をYouTubeで見ました。
そしたらマリー・レイさん(K9フリースタイルの第一人者のひとり)の初めてのクラフトでのパフォーマンスから今年までのをまとめた作品集を発見しました。
マリーレイ作品集
クラフト本部が作って8月26日に公開したようです。
つまり公開したてっていうことですね。
で、1998年から見始めました。
いゃあ、これは初めてみる動画です。若いなぁ〜
そりゃあそうですよね、今から18年前ですもんね。
マリーさんも若いけれど、犬達も若い・・・というか今はもうマリーさんの心の中に棲んでいるスーパースター達の輝く姿。今では当たり前になっているようなポジションやトリック、ムーブが当時としては驚愕の表現として観客を驚かせています。そりゃあそうですよね、犬が横に歩いたりバックしたりするんですからね〜
それを目の当たりにしたらそれはもう「amazing!」でしょう。
その後、1999年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年と続けてみました。
どれをとっても彼女の技術は突出して高いですし、今でもその魅力は薄れる事はありませんが、表現は極めてシンプルで代わり映えのないものです。衣装や音楽はその都度変わりますが、スタイルはいつも同じです。
私はそういうところにとても共感し、憧れたものです。
なんといっても、彼女の犬達はどの犬もいつも嬉しそうに、楽しそうにマリーさんを見上げ、ダンスを楽しんでいます。
犬達の視線はいつもマリーさんのもの・・・そしてマリーさんの視線も犬達のもの・・・
本当に一体感のある作品というのはそうはありませんが、彼女と彼女の犬達は常にそれを持っています。
昨今、人の演技性に力を注ぐがあまり人ばかりが目立ってしまいがちですが、マリーさんの作品を見ていると、いつも犬達が主役であることがわかります。
人の演技性は大切ですが、それはあくまでも犬を補う演出であるということを彼女はこの頃から示唆しています。
これは本当に大事なことだと私は思います。
このドッグファースト(変な英語でごめんなさい)つまり犬が主役という価値観がもっともよくわかる場面がマリーさんの動画には必ずあります。(編集上切り取られていることもありますが)
それは、演技が終わった後、必ず観客に向かって、マリーさんと犬達がお礼のポーズをとります。
この際も自分ではなく犬達が素晴らしかったということを観客に表現しようとしていることがよくわかります。
そして立ち去る前に必ず、犬達をほめて撫でて、本当に本当によくやったわねって・・・こっちまで嬉しくなるようにほめるのです。つまり解放するのですが、犬達はもはや集中への循環がはじまっているのです。
この感覚こそがもっとも求められるハンドラーの姿勢と感受性だと私は思います。
犬達は達成感と自信に満ちあふれて会場を後にするのです。

2005年の動画、私はこれが一番好きです。
2005マリーレイ
当時ビンゴとフリースタイルを始めた頃に何度も何度も、それこそビデオテープだったらすり切れるくらいみた動画です。
マリーさんの眼差し、仕草、ひとつひとつの指示・・・犬達の挙動・・・ありとあらゆる部分と全体を何度も自分の中で反芻してはビンゴに伝えました。
それこそはじめの頃は部分しかみれず、真似のようなことしかできませんでしたが、やっていくうちに本質に出会い、感受性という中でビンゴと意思疎通が深まっていることに気がつきました。
私はそういう時間を持てた事を幸せに思います。
私のスキルはマリーさんの足下にもおよばないかもしれませんが、ビンゴのひたむきな眼差しと私のビンゴへのひたむきな眼差し、そして終わったあとのビンゴへの感謝と解放の気持ちは負けていないつもりです。

私は全ての作品を見終わって、ふと感じました。
マリーさんのこの作品集はフリースタイルの牽引者でありながらも、ドッグファーストとしての回帰、あるいは昨今の乱雑なフリースタイルへのアンチテーゼにも見てとれるのでは?
BACK TO THE BASIC
大事なことなんじゃないだろうか?
うまくやろうとか、得点や順位は犬のご褒美にならないということ・・・忘れてはいけないですね。
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プロフィール

aura

Author:aura
町田市と稲城市にあるアウラドッグトレーニングアカデミー
の西田です。
訓練所ではなく、犬とのコミュニケーションづくりをサポー
トしています。
ブログでは私が感じた事を思うがままに綴っています。
ときにはやさしく、ときには厳しく綴りますが、特定の人や
犬に対する記事は一切ありません。
読まれた結果、どのように感じ、どのように触発され、行動
を示されるかは私にはわかりませんが、どんな時にも前向き
にとらえて読んで頂けると幸いです。
うちのボーダーコリーのビンゴは、重度の股関節形成不全でしかも耳が100%聞こえませんが、それでも沢山の経験を共にし、障害を越えて、健常な犬達と同じかそれ以上の結果さえも得ています。
なにもあきらめるものはありません。自分達の向かうイメージを持って、ひとつひとつの努力した点を線につなげ、面にしていくプロセスを楽しむ事で結果はおのずとついてきます。

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