ドイツ犬事情

昨晩、帰宅後になにげなく新聞のテレビ欄をみたら、普段絶対といっていいほど見ないペット関連のバラエティー番組の中に、ドイツの犬事情のようなコメントがあった。
ちょうどその時間だったのでテレビをつけると、まもなくドイツ事情と出ていたので、くだらない会話を我慢しながら見ていた。
ドイツ事情がはじまってすぐに、Mダックスのブリーダーさんのお話が出てきました。
ブリーダーさん宅は広々とした庭とお家。
まず感じたのはそこで暮らす犬達の目にストレスを感じない事。そして体格がとにかくしっかりしている(太っているのではなくがっしりしている)
もちろん個体差はあるのでしょうが、一般的に日本でみるダックスとはまったく異なるスタイルです。
続いて、うまれて3週齢の子犬達の紹介です。
この子達も丸まるとして元気そのものです。
広々とした囲いの中に6〜7頭の子犬達がじゃれがみ遊びやチェイス、犬プロをしている。
異なるのはその環境がブリーダーさん宅の庭であること。
そう、ワクチンを接種する以前より子犬達は外に出されます。
日本では考えられない事ですね。
もっともこの考え方はアウラも同じですので、アウラでは屋外でも子犬を遊ばせています。
さらにブリーダーさんは子犬をキャリーに入れて林の中に出かけます。
林の中の広場に着くと、すべての子犬を放します。勿論リードはついていません。
そこには子犬以外に親犬がいます。
親犬は子犬が遠くにいってしまいそうになると管理をします。ブリーダーさんもリコールのトライをします。
こうして生まれて3〜4週間で子犬達はフリーでも過ごせる術を学んでいきます。
こうした努力の後に、譲られた先の飼い主さんがそれを受け継いで社会化とトレーニングを続けていきます。
その結果、犬達は公共機関の利用は勿論、飛行機の客室にも乗れるしEU諸国を行き交うためのパスポートも用意されます。飲食店等も大半は入れますし、オフリードで遊ばせる事もできます。
こうした話が続いた後に、日本のタレント達が「ドイツいいなぁ〜」「わたしもドイツで犬と暮らしたいなぁ」と、ぼけた会話が始まります。
いえいえ、「ドイツがいいのではなく、人々の努力があるから犬達が幸せなのですよ〜」
ドイツにタレントの犬連れてったって、社会化と教育の背景がなければリードすら離せませんからね〜
ってバラエティ番組だからそんなことはどうでもいいのですね・・・ごめんなさい。
とにかく犬先進国の人達は犬の教育に熱心ですし、ストレスから解放する術を持っています。
そしてそれをささえる国や行政の支援、あるいは市民の協力や努力があります。
日本が40年遅れているという意味はここに凝縮されます。
日本のトレーニング技術だけみれば世界のトップ水準にあるでしょう。情報量も豊富です。
しかしながらそこだけ特化してもなんの脈絡もないわけです。
訓練競技で優勝したって社会で活かせなければ「なんのために?」という意味が問われます。
動物愛護の精神や環境の違いは民力の違いでもあるかもしれません。
到底手に入れる事はできないことですが、少なくともアウラではドイツと同じような価値観で時計が動いています。

ドイツ情報が終わると、タレント達とかわいい犬達のくだらないバラエティが始まりました。
勿論そこでテレビは沈黙状態に戻りました。
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プロフィール

aura

Author:aura
町田市と稲城市にあるアウラドッグトレーニングアカデミー
の西田です。
訓練所ではなく、犬とのコミュニケーションづくりをサポー
トしています。
ブログでは私が感じた事を思うがままに綴っています。
ときにはやさしく、ときには厳しく綴りますが、特定の人や
犬に対する記事は一切ありません。
読まれた結果、どのように感じ、どのように触発され、行動
を示されるかは私にはわかりませんが、どんな時にも前向き
にとらえて読んで頂けると幸いです。
うちのボーダーコリーのビンゴは、重度の股関節形成不全でしかも耳が100%聞こえませんが、それでも沢山の経験を共にし、障害を越えて、健常な犬達と同じかそれ以上の結果さえも得ています。
なにもあきらめるものはありません。自分達の向かうイメージを持って、ひとつひとつの努力した点を線につなげ、面にしていくプロセスを楽しむ事で結果はおのずとついてきます。

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