ワクチンと社会化

さむいですねぇ〜
日差しはあるものの、耳がいたくなるくらい寒いです。
でも東北のほうはこんなもんじゃないですからねぇ〜
で、稀勢の里、優勝おめでとうございます。
日本人横綱誕生というよりも、日本人らしさをもった横綱の活躍が楽しみです。ってこのブログとは関係ないですね〜

さて、昨日いただいたメールの返信のひとつに子犬の社会化についての話をかきましたのでこちらにも記載しておきます。
いつも私が言っていることではありますが、始めて目にする人もいらっしゃるでしょうし、何度でも書きます。

日本でよく聞く話のひとつがワクチン神話です。
ワクチンを3回接種するまで外に出すな!
それまでは室内で育て、その間は犬を飼っている人を自宅へ入れないように、という様な事をペットショップの店員や一部のブリーダーは言います。
そうですね、ブリーダーさんやペットショップの店員はそれぞれの環境や価値観と知識、経験で判断されますので、間違いではないと思います。ブリーダーさんの環境ならそれでいいのだと思います。
しかしもっと広い視野で世界をみるとそれは異なっていることがわかります。

まず、ワクチンはコアワクチンとノンコアワクチンにわかれますが、5種の中に含まれるのがコアワクチンです。
これはウィルス系に対するもので、感染すると重篤な状態になることもあるので必須ワクチンです。
それ以外に細菌性の感染に関わるのがノンコアでして、主に野ネズミの糞や尿に含まれるものが媒介します。
これらをあわせて、5種〜9種ほどあります。
一般的な社会生活をおくっている環境であれば5種で十分ですし、ノンコアのワクチンは製造方法の違いからわずか3ヶ月ほどしか効果を発揮しません。また冬場は野ネズミはほとんど見る事がありませんので無意味です。

1回のワクチンでおよそ90%の子犬に抗体がつきますが、10%ほどにローレスポンスの子犬がいます。この子達は母体が不健康であったり弱かったりすると出てきますが、その子達を救済するために2回目、3回目と接種します。これによってほぼ100%の犬に抗体をつけられますし、1回目で抗体がついた子はより強固な抗体をつけることができます。一方ではワクチンに対する副反応というリスクも増えます。
また、中には何度接種してもノーレスポンスの子犬もいます。

それから母乳を飲んでいる間は母犬からの移行抗体があるので
このようなことから先進国では1回目のワクチン前から外に出す習慣があります。
これは人間の文化との兼ね合いもあります。
例えば、英国のキャサリン妃が出産の当日あかちゃんを連れて外に出たり、インフルエンザが流行っていてもマスクをしなかったり、タミフルなどの薬もほとんど使用しないのですが、日本では出産からしばらくしないと母子ともに外出はできませんし、タミフルの大半は日本で使用されている。マスクは必須です。
勿論、それによる恩恵はあるのですが、こと、犬に関しては残念ながらそうではありません。
そのため日本では犬嫌いの犬が沢山います。とくに小型犬は外に出さないので通り過ぎるだけで吠え付かれたり、しりごみして逃げていきます。
最悪は飼い主さんにだっこされています。

また、ウィルスというのはどこにでも存在します。
たとえば外出先で上着や靴に付着したウィルスは条件次第では帰宅後、何時間も生存しています。
新型インフルエンザで私たち日本人も知識を得たはずなのですが、残念ながらいかされていません。
ですのでもしブリーダーさんのいうような予防をしようとおもったら人も外出しないとか、帰宅したら玄関前でしっかり殺菌する必要があります。
そもそもがブリーダーさん宅では人や犬の出入りが頻繁に行われているはずなのに、譲渡後だけそうすることにどんな意味があるのかよくわかりませんよね。
もちろん、ブリーダーさんからすればどんな環境で育てられるのかという心配がありますから彼らの保険としての必要性はありますが・・・

ネットで調べると、ワクチンを3回接種するまではだっこして外に連れ出したということが書かれていますが、それではほとんど社会性は身に付きません。
いろんな音をCDで聞かせたり、部屋の中にいろんなものを用意して触れさせたり歩かせたりするということも聞きますが、これもほとんど意味を持ちません。
社会化は現場生産なのです。
私たちがハウツービデオをみてスキーをおぼえても滑れないけど、とりあえずスキー場にいって滑ってみたらなんとなく感覚がわかるというのと同じです。

ただ、まったくリスクがないかというとそうではありません。
とくにウィルスが活発なこの時期は注意も必要です。不潔な場所に連れていかないとか、どうみてもちゃんと管理されていないような犬とは接触しないとかは必要ですし、外出後はブラッシングやしぼったタオルで身体を拭く等は必要です。
そうしたことにならすのも社会化です。

日本では社会化というのは思っているより進んでおらず、環境も整っていません。
獣医も儲け主義でなくてもワクチンは5種より8種を年がら年中勧めますし、3回接種をするまで外に出すなといいます。
そのくせそれは子犬の時だけで、翌年からは1年に1回・・・・意味も根拠も不明でわからないことを平気で言います。
たぶんこのことだけでも科学的な根拠を提示して教えてくれる獣医は皆無に近いでしょうね。
もし、「あなたの環境で今の時期だったら5種で十分です。そのほうがコストは安いし、子犬の負担も少なくてよいですよ」と言ってくれる獣医さんがいたら、腕の善し悪し、設備の状態に関わらず、ホームドクターとすることをおすすめします。
おっと話が飛びましたね〜

アウラではルーデンスクラスというのを設けており、私がそれを全力でサポートしています。
これは半分はボランティア的に自分の犬を社会化する思いと同じ間隔で無制限に行っています。
一般的に言われる日本の犬の幼稚園は小さな部屋に閉じ込めっぱなしですが、私はいろんなところに連れていきます。
たとえば表参道、ハイキング、アウトレット、駅、ビルの中、老若男女、様々な犬種・・・・将来その子が飼い主さんと出かけるであろうと思われるところに出来る限り出かけ、様々な刺激と直に触れ、見聞きします。
すべては、微笑みと犬のいる幸せをあなたに伝えたい・・・それだけです。

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プロフィール

aura

Author:aura
町田市と稲城市にあるアウラドッグトレーニングアカデミー
の西田です。
訓練所ではなく、犬とのコミュニケーションづくりをサポー
トしています。
ブログでは私が感じた事を思うがままに綴っています。
ときにはやさしく、ときには厳しく綴りますが、特定の人や
犬に対する記事は一切ありません。
読まれた結果、どのように感じ、どのように触発され、行動
を示されるかは私にはわかりませんが、どんな時にも前向き
にとらえて読んで頂けると幸いです。
うちのボーダーコリーのビンゴは、重度の股関節形成不全でしかも耳が100%聞こえませんが、それでも沢山の経験を共にし、障害を越えて、健常な犬達と同じかそれ以上の結果さえも得ています。
なにもあきらめるものはありません。自分達の向かうイメージを持って、ひとつひとつの努力した点を線につなげ、面にしていくプロセスを楽しむ事で結果はおのずとついてきます。

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