吠えるという社会性

このところ風が強くてあちこちでいろんなものが飛んでますね。
散歩していても飛んでくるものにぶつかることもありますので十分注意してくださいね。

さて、このところ「吠え」についてのお話をいただくことが続きました。
犬が吠えることは特別なことではないことはだれもが知っていることですね。
ところがTPOによっては困ってしまうというのもよくあることです。
問題行動のひとつに「無駄吠え」という言葉がありますが、事実、無駄に吠える犬はいません。
吠えるには必ず理由があります。
また理由は飼い主さんやとりまく社会との関わり、そして時間の経過によってどんどん変わっていきます。
はじめはささいなことで吠えたことでも、飼い主さんの対応などによってより複雑な理由「学習」につながっていくことが多々あります。
私はカウンセリングでのお話や実際に犬が吠えている状態を見て、「なぜこの子は吠えているのか?」を思い描きます。
思い描くというのはどういうことかと言いますと、吠えている理由はどの引き出しに入っているのかを探すということです。吠えている現実をみてもそれはみつかりません。
だから思い描くのです。
この作業は100%の正確さはありませんが、すくなくとも見たまんまで理由を述べるような不確実なものではありません。
で、その思い描く作業の大前提になっているのが「犬は社会性のある動物である」という価値観です。
犬の先祖といわれるオオカミも吠えますが、犬のようには吠えませんし、頻度はとても少ないです。
また、オオカミは遠吠えで仲間を呼んだり、社交的な時間を持ちますが、犬はほとんど遠吠えをしません。
これはおそらく、犬が人と暮らすことで、遠吠えのような原始的で遠隔的なコミュニケーションではなく、直接的で身近なコミュニケーションをとれる社会に生活しているからだと思います。
まぁ、いってみれば小さな子供がおかあさんにおもちゃをねだるときに泣きじゃくったりするのに似ているかもしれません。
ところが、人がその吠えの理由を思い描くことができなかったり、人社会という枠の中で判断すると、問題としてうつるため、それを単純にとがめてしまいます。
そうすると、犬達のコミュニケーションは一方的に遮断されてしまうため、気持ちの行き場がなくなります。
気持ちには喜怒哀楽が生じていますから、その感情が噛みつきに移動したり、下痢になったり、脱毛になったり、破壊行動になったりと複雑な行動を生じさせます。もちろん吠えも改善はされないでしょう。
そうなっていくと、もはや飼い主さんは自分の犬がなぜ吠えているのかは理解できないくらい深いものになってしまいます。
じゃあどうすればいいのか?
ここでもういちど大前提を
「犬は社会性のある動物である」
犬の社会性の最小単位は「飼い主さん」です。
つまり飼い主さんそのものが犬の社会性なのです。
飼い主さんが散歩に行かなければ犬は外で何かに接することは極めて稀でしょう。
飼い主さんが犬に触れ合う事がなければ、犬も何かにふれようとはしないでしょう。
もっと言えば
飼い主さんがいつも緊張していれば犬もいつも緊張しているでしょう。
飼い主さんがいつも怒りっぽければ犬もいつも怒りっぽくなるでしょう。
人はそんな時、言葉で会話したり文字を書いたり、メールしたり、あるいはリフレッシュするためにおいしてものを食べたり、映画を見たり、旅行に行ったりできます。だから無駄に吠えなくて良いのですが、犬は違います。
そういうリフレッシュ手段は皆無です。じゃあどうするか
「吠える」「噛む」「飛びつく」「破壊する」「引っ張る」「・・・・」

犬は飼い主さんの鏡写しとよくいいますが、まさにその通りです。
しかしながら行動や表現は異なります。
そりゃあそうですよね、人が自宅の壁に穴を開けていたり、イスの足をかじっていたり、インターフォンがなるたびに大声でどなりちらしたりはしません。
でも中に潜む「犬は社会性のある動物である」は人もまた同じなのです。

ということですから、まずは自分を客観的に見つめ直してみる事、おすすめします。
それが一人でできないならば、そうしたことを聞いてアドバイスをしてくれる人を探してみてください。
もちろん私でもかまいません。
きっと、気持ちがす〜っと抜けていきますよ。そして犬もほえなくてすむようになります。

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プロフィール

aura

Author:aura
町田市と稲城市にあるアウラドッグトレーニングアカデミー
の西田です。
訓練所ではなく、犬とのコミュニケーションづくりをサポー
トしています。
ブログでは私が感じた事を思うがままに綴っています。
ときにはやさしく、ときには厳しく綴りますが、特定の人や
犬に対する記事は一切ありません。
読まれた結果、どのように感じ、どのように触発され、行動
を示されるかは私にはわかりませんが、どんな時にも前向き
にとらえて読んで頂けると幸いです。
うちのボーダーコリーのビンゴは、重度の股関節形成不全でしかも耳が100%聞こえませんが、それでも沢山の経験を共にし、障害を越えて、健常な犬達と同じかそれ以上の結果さえも得ています。
なにもあきらめるものはありません。自分達の向かうイメージを持って、ひとつひとつの努力した点を線につなげ、面にしていくプロセスを楽しむ事で結果はおのずとついてきます。

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