犬の賢さ

あっというまに1ヶ月がすぎていきますね。
ひと月に一度のパピーパーティーが今日もやってきました。
今回も8頭と定員をおおきく超えての参加があります。
できるだけ少数でと思いながらも、反面、できるだけ沢山の犬達に良い経験をということで毎回これくらいの数になってしまいます。
私一人で対応できる限界数は10頭ですのでなんとかなりますが、すごいエネルギー使いますね。
そんなときやっぱり仔犬ってすごいなぁって思います。
今回の面子は英国ゴールデン ポメラニアン ボーダーコリー ミックス ゴールデンドゥードゥル トイプードル×2 チワワと様々です。
大小バランスいい感じで集まりましたね。
さぁ、ここで質問です。
この中でいちばん賢い犬種はどれでしょうか?
おそらく大半の人がボーダーコリーと言うでしょうね。
たしかにボーダーコリーはある特定の側面では頭のいい犬種です。
でも、はたして本当に賢い犬というのはどんな犬なのでしょうか?
IQという側面でみると犬は人間の幼稚園児程度です。
IQは言語能力や計算、記憶などの能力で測定されますから、犬のIQが幼稚園児程度といわれれば納得ですね。
その中で犬種の違いといったって、それほど差異はありません。年中と年長さんくらいの差でしょうか?

犬の能力、賢さを判断する時、私は3つのものさしを持ちます。
ひとつは、犬本来の持つ本能的な賢さです。
昨日もサーチゲーム(ノーズワーク)のレッスンをおこないましたがジャックラッセルテリアは素晴らしく賢い行動を示しました。犬の持つ美しい姿には意味があります。その意味を使ってあげる事は犬にとって最良の時間となるのはいうまでもありません。適材適所という言葉がありますが、犬の本能的な賢さはまさにそれです。
そういう賢さで問うならボーダーコリーもチワワも大差はありませんね。
それから社会適応能力です。
様々な刺激(人、犬、もの、場所、音、におい)に動じる事なく対応できる賢さは、その犬の将来を大きく左右する賢さです。
今日のパピーパーティーもその賢さをみにつけるひとつですが、これは先天的なものよりも人との関わりの中ではぐくまれる賢さです。
つまり犬種に依存するのではなく飼い主さんに依存する賢さです。
飼い主さんの賢さが試されるわけですね。
社会との適応性をつけるためにやみくもにあらゆる刺激に触れさせているようではかえって鋭敏になってしまい拒否されます。賢い対応は人にとっても案外難しいかもしれません。
そしてもうひとつが、学習能力です。
言われた事を行動に移したり、自発的な行動を引き出していく賢さ。あるいは先を読んで行動を組み立てていく力です。
昨日のジャックラッセルテリアはこの賢さにおいても見事な結果を示してくれました。
この分野の賢さではたしかにボーダーコリーやレトリバーが賢いように思えますが、実はそんなことはありません。
ボーダーコリーにできることの大半はパピヨンでもチワワでもグレーデンでも柴犬でもできます。
基本的な行動(呼び戻したり待たせたり)はもちろん、数十個の特別な行動などは健康で生涯のない犬ならどの子にもできます。しかしそれを学ばせるのは人間です。
人間のほうが創造の力を持たなけれその賢さは大きくなりません。
もしかすると愛玩犬とよばれる犬達の飼い主さんははじめっからあきらめている人が多いのかもしれませんが、アウラのトイプードルやパピヨン、シーズー、マルチーズたちはボーダーコリーかそれ以上に賢さを示します。
ところが、やってみたけどうまくいかない・・・うちの子はやっぱり学習能力が低い気がするという話も聞きます。
でもよく聞くとどうもそうではありません。
家ではできるんだけど沢山の犬がいる場所ではうまくできないとか、においが多い場所ではうまくいかないとか、そういうことがおおく含まれているのです。
これは学習能力が低いのではなく、社会適応能力が低かったり、本能的な賢さをセルフコントロールできていないからです。
ところが人はそうしたことは無視して学習能力だけを問うため、そういう誤解を生じるのです。
もしもボーダーコリーにもボルゾイにもヨーキーにもポインターにもレトリバーにも盲導犬としてのトレーニングをしたとするならば、圧倒的にレトリバーが優位でしょう。
ではレトリバーが一番賢い?
そんなことはありませんよね。
そもそもが、賢いか賢くないかなんて犬の価値をきめるものさしになどなりはしないというのが私の持論です。
だって、あなたは友達を選ぶとき賢さを確認してからつきあったりしませんよね。
もしあなたが今の旦那をIQの高さで選んだとしたら、それは特別なことかもしれません。
もちろん私はそういうあなたには選ばれる事はないでしょう。
私もあなたを選びません。
私はそのだれかと一緒にいて幸せであったり楽しかったり、いろんなことを一緒にやって居心地がよいと思うから選ぶのです。
犬の場合は犬側から飼い主を選ぶ事はできません。
いつも人が犬を選ぶのです。
だからこそ、犬の賢さというのは人に依存します。
そして犬の幸せもまた人に依存するということです。
最後に、「犬の賢さは人の幸せの数だけ高くなる」と付け加えておきましょう。
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プロフィール

aura

Author:aura
町田市と稲城市にあるアウラドッグトレーニングアカデミー
の西田です。
訓練所ではなく、犬とのコミュニケーションづくりをサポー
トしています。
ブログでは私が感じた事を思うがままに綴っています。
ときにはやさしく、ときには厳しく綴りますが、特定の人や
犬に対する記事は一切ありません。
読まれた結果、どのように感じ、どのように触発され、行動
を示されるかは私にはわかりませんが、どんな時にも前向き
にとらえて読んで頂けると幸いです。
うちのボーダーコリーのビンゴは、重度の股関節形成不全でしかも耳が100%聞こえませんが、それでも沢山の経験を共にし、障害を越えて、健常な犬達と同じかそれ以上の結果さえも得ています。
なにもあきらめるものはありません。自分達の向かうイメージを持って、ひとつひとつの努力した点を線につなげ、面にしていくプロセスを楽しむ事で結果はおのずとついてきます。

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