ファンマッチ後記 ゆるゆるの部

どんよりした曇り空です。
ナイスアウトサイドとは言いがたいけど涼しいので犬達にはナイスですね。
今日も一日スマイルでまいりましょう♪

さて、ファンマッチ後記です。
全体的なことからまいりましょう。
今回のファンマッチは65組のエントリーがありましたが、もっとも多かったクラスが「ゆるゆるの部」でした。
アウラでは上手い下手でクラス分けはしておらず、単純に経験年数でわけています。
ゆるゆるの部は経験値1年未満の初心者クラスです。
このクラスに必要なものは色々とありますが、もっとも必要なものはコンテンツの豊富さでも、衣装でもありません。
必要なものは「犬の自信」です。もちろん人の自信も必要ですが、なによりも大切なものといえば犬に自信を与えることです。
ですからまだ言葉での指示が確実でなかったり、犬が理解できていないであろうコンテンツは不要です。
自分が単にやりたいだけという要素はおおよそ犬に負担をかけます。
「私はあなたとこんなふうに踊りたいの!だから踊ってよっ!」
これは上級者のルーティン構成ですね。
このことをアウラのファンマッチに参加されている方はよく知っています。
私も事あるたびにこのことを言い続けてきました。
で、今回のゆるゆるの部は素晴らしかった!
ほとんどの犬があくびをしたり地面のにおいをかぎっぱなしになったり、背中を向けたり、かきかきしたりといったストレスサインを見せませんでした。また見せたとしてもそれをフォローすることができるシンプルな構成やわかりやすい演技が多く見られました。
また、エントリーの順番にも配慮をしました。
はじめのほうに登場するのは上級者で新しいパートナーとの演技をもってきました。
北野さんと勇虎ちゃん、菅沼さんとチーちゃん、鈴木さんとトレヴちゃんの演技は初心者のみなさんの指針になります。
こういうことを書くと彼女たちは「私たちなんてまだまだよっ」と異口同音、私に言うのですが、そんなことありませんよっ、あなた達を目指している人が沢山いるのですからね〜
実際にも彼女達は犬達の個性に沿ったスピードや動きのできる音楽やコンテンツを選びながら、すこしのチャレンジ要素をいれています。基礎的なポジションやムーブはシンプルそのものです。チャレンジ部分はできなくてもやり直しなどしませんし、凹みません。だってチャレンジですからできなくてもできてもそれはそれなのです。
もちろん必要であればトリーツも使いますが、無駄には使いませんし、手に持って釣りながらやるわけではありません。集中がとれないからぶらさげるような本末転倒な使い方もしません。
フィードバックとしてのトリーツの使い方は初心者こそできるべきことですね。
さて、そんなゆるゆるの部でしたが、際立って素晴らしい演技というものはありませんでしたが、可能性を秘めたルーティンが沢山ありました。
例えば原島さんとALOHAちゃんは初参加でありながら、犬はとても楽しんでいました。原島さんは緊張もあったと思いますが、とてもよく通る声と明確な指示(誘導も含み)で犬を迷わせずにハンドリングしていました。
コンテンツもシンプルで好感が持てます。おそらくダンスができる方なのでしょう。そこも可能性を感じます。
しかしながら、動くスピードが犬にあっていません。というか犬の本来持っている良さを引き出し切れていません。
ゴールデンですから、やはりその歩様やしなやかな被毛の流れ、足の運びや笑顔・・・そうした持ち味を生かした構成が見たくなるものです。アロハ自身はそれを持っていると感じましたが引き出す技術が足りないのですね。もちろん初心者ですから足りなくて当然です。だからこそ可能性を感じます。
それから髙橋さんとR子ちゃんはボーダーコリーということでディスクを使ったルーティンでした。
ディスクがモチベーターであることは誰が見ても一目瞭然ですし、音楽は背景としての使い方なのでディスクドッグのフリーフライトにかぎりなく近いものでした。
けれどこうした要素をフリースタイルで試すというのは、犬にとって負荷がすくないし自信につながりやすいものです。
このままでは評価はできないものの、この先どうなるのかなっていう可能性を感じました。
もうひとりというか一組、佐藤さんと芽ちゃん、大谷さんとラディちゃんのペアの演技
こちらは未完成ではあるものの、選曲や構成がM・シュナウザーの良さを引き出す配慮がいたるところにちりばめられています。人の動きも良いです。留めタメの効果も使っているので印象に残りやすいルーティンでした。
全体をみるために私はジャッジ席から離れ、できるだけ遠くから構成も含めて見ましたが、そうすると構成の方向性が非常に単純であることが見えてきます。単純であることは悪い事ではないのですが、この方向性と動き方はこの音楽とその意図に必要なのもなのか?それともどの音楽でもこれでいいのか?
そのあたりにもうすこし色気をもたせてもいいように感じました。
もちろんゆるゆるの部なので十分に見れるのですが、この先、ペアで続けていくのであればこのところをクリアしてほしいと感じました。
もうひとつ、堀井さんといちご、村松さんとマロン、島津さんとアリス、塚元さんとサンデーのチーム演技
こちらも未完成ですが、よく練られた上でのシンプルな構成に好感が持てました。
練習不足な感は否めませんでしたが、みんなで楽しむことというのは、その場だけでなく、プロセスの中にある。
そういう背景も感じさせてくれました。
このブログの冒頭にも書きましたが、「私はあなたとこんなふうに踊りたいの!だから踊ってよっ!」ではなく、「犬が自信を持って楽しめる」そういうルーティンをみんなで考えながらたのしく練習をする。
この日常があるからこそ続ける事ができるのですね。
また、老犬が2頭ぐるぐるの部に出ているチーム編成ですから、そのあたりの配慮も心地よかったですね。
他にも印象に残った演技は沢山ありましたが、ゆるゆるの部はいつもハッピースマイル!
良い経験、良い継続は力になります。悪い経験、悪い継続は犬をつぶしてしまいます。
自己満足の道具にしないためにも、今回のアドバイスと経験を生かして次回もぜひ参加してくださいね。

インスタグラム始めました♪それぞれのレッスン風景を中心にアップしています。フォローもよろしく~♪
インスタグラムは無料ですし、アプリをダウンロードできるネットにつながるPCか携帯かタブレットがあれば簡単に見れます。
インスタグラム
アウラのインスタはこちら
2016aura
お役に立ったならおひとつポチッと♪
にほんブログ村 犬ブログ ドッグスポーツへ
関連記事
プロフィール

aura

Author:aura
町田市と稲城市にあるアウラドッグトレーニングアカデミー
の西田です。
訓練所ではなく、犬とのコミュニケーションづくりをサポー
トしています。
ブログでは私が感じた事を思うがままに綴っています。
ときにはやさしく、ときには厳しく綴りますが、特定の人や
犬に対する記事は一切ありません。
読まれた結果、どのように感じ、どのように触発され、行動
を示されるかは私にはわかりませんが、どんな時にも前向き
にとらえて読んで頂けると幸いです。
うちのボーダーコリーのビンゴは、重度の股関節形成不全でしかも耳が100%聞こえませんが、それでも沢山の経験を共にし、障害を越えて、健常な犬達と同じかそれ以上の結果さえも得ています。
なにもあきらめるものはありません。自分達の向かうイメージを持って、ひとつひとつの努力した点を線につなげ、面にしていくプロセスを楽しむ事で結果はおのずとついてきます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード