ファンマッチ後記 ソイヤーの部

お天気下り坂ですね〜
まだ降っていませんが今にも降りそうです。レッスンおこしの皆さんお気をつけて〜
昨日も沢山の犬達で賑わったアウラでした。Cグループのフリスタレッスンではファンマッチでのそれぞれについてみんなで話をしました。今回の出来映えだけでなく、イベントそのものについてや、他の演技、自分たちの過去から今、そしてすこし先の未来について・・・いろんなことをお話しました。こうした時間はとても大切ですね。
他のグループやマンツーマンのみなさんともやりますよ〜

さて、ファンマッチ後記ソイヤーの部です。
この部も大変参加数が多いのですが、半分くらいはもうワオの部?まったくもぉ〜みんなワオに行きたくないって見え見えですよね。
ワオの部は上級者のクラスではなく経験年数が3年以上の部ですからね。
それとも最後にやるから敬遠されちゃうのかな?ならば一番はじめにやっちゃおうかな?
まっ、ちょっと次はクラス分け考えましょう。
それはさておき、ソイヤーの部は彩りゆたか♪
それぞれの犬の個性を生かした表現が楽しいルーティン、沢山ありました。
衣装や小道具に対する価値観もおもしろいですね。
私は人と犬のバランスというのを常に意識してジャッジをしています。
K9フリースタイルは、K9(犬という意味)とつくように犬が主体のダンスです。
人の動きが強すぎたり、衣装が目立ちすぎたり、小道具が立ちすぎたりすると、人のダンスのおまけに犬がいることになります。これは本末転倒です。
いかに踊りが上手であってもそれは評価に値しません。
いかに衣装が素晴らしくても、あるいは凝ったものであっても犬には衣装はありません。
犬の被毛の動きや表情、歩様等を表現するものでなければ評価に値しません。
滑稽な格好で滑稽な動きを人がやっていても、犬がストレスフルな顔をしていたりフリーズしていたらそれは喜劇ではなく悲劇になってしまいます。
人の動きはあくまでも犬を引き立てるためのものですね。
ゆるゆるの部はそういう意味ではあまり凝らずにまずは楽しむ事。ソイヤーの部は経験数が増えた分、このバランスに意識を持ってほしいと思っています。
その点も含めて 越智さんと姫菜ちゃんのルーティンは秀逸でした。
チアガールの格好で踊る越智さんはボンボンを持って踊ります。
ちょっと間違えると衣装が立ってしまいがちですね。
でも彼女と姫菜ちゃんのこれまでの道のりを知っているならばその意味が深いところにあることも見えてきます。
ビーグルという決してトレーニング的に際立った犬種ではなく、見た目にも大きくもなく目立った被毛も持たずどちらかというと地味な感のある犬種(実際にはそうではないのですが)
越智さんのこれまでのルーティンにはそれを埋めようとするような無意識の構成や曲が多かったように思います。
しかしそれがうまくいかないと越智さんの顔は曇ります。ときに涙することも・・・
でも先日のこのペアは違いました。
Sweetieに乗って、常にスマイル、スマイル、スマイル!
姫菜ちゃんのテンションコントロールは私の笑顔よ!そしてボンボンを降りながらお互いを励ましながら踊る・・・
アテンションが外れても、うまくいかないところがあっても、彼女きずっと笑顔でボンボンをふりつづけ、だれよりも声を出して踊り切りました。
いままでの彼女なら、うまくできないことが気になって曇った顔をしていたかもしれません。でも終わった後の晴れ晴れとした笑顔・・・忘れられませんね。

鈴木さんとNANAちゃんの演技もよかったですね。
鈴木さんはアウラで長年レッスンをしてきましたが、今は独立してトレーナーとして活躍しながら年老いたフラちゃんとNANAちゃんと楽しい日々を過ごしています。NANAちゃんのモチベーションは複雑です。
パフォーマンスは高いのですが感情のムラがそれを阻む事があります。
でも置き換えて言うならば、それだけ感情ゆたかであるということ。
その感情ゆたかな分、鈴木さんの感情も拾ってしまいます。
鈴木さんの体調や小さな動きでさえ拾ってしまいます。
これをどうやって克服していくか・・・ちょっと気の遠くなるようなことですが、諦めずに毎回この場に立ってくれます。
前回と同じ曲でしたが、出来映えはまったく違いました。同じ犬と人のパフォーマンスとは思えないくらいの印象です。
競技でいえば今回の出来映えは良い評価は得られないでしょう。
でもアウラのファンマッチでは高い評価になります。なぜか?
だってあの鈴木さんのひたむきにNANAちゃんをはげましながら、ダンスという条件をクリアしながら音楽とそれに見合った表現をしようとするギリギリのせめぎ合い・・・
普通であれば、あの手はだらりと下に下がり、笑顔は消えるでしょう。
まぁ、やや顔はこわばっていましたが、そこまで見ているのは私と上級者くらいです。
あきらめない気持ちというのはカタチにあらわさなくては犬に伝わりません。
トリーツだって、ただあげれば犬ががんばれるかといえば、そういうタイプの犬ばかりではありません。
どこまでいっても犬の喜びというのは人の喜びと相まっているということをこのペアはしめしてくれました。

端山さんとおまめちゃんのルーティンも素敵でしたね。
トリーツなんて必要ない。
出来映えよりも一緒に踊ることの楽しさを一番にこの場に立っています。
たしかにポジションは甘いし、複雑な動きもありません。でもそれがなんだというのでしょうか?
パグのすこし滑稽でかわいらしい歩様を伝えるには十分すぎる構成です。
衣装も普通で、まるで日常の散歩からそのままここに来て踊っています・・・そんな感覚がとても自然で良いですね。
勿論すべての参加者がそうである必要はありません。これはこのペアの彩りなのです。
誰かの真似をするのも上手くなるひとつの手段です。でもそれだけが上達する手段ではないということをこのペアは感じさせてくれました。

阿部さんときはちちゃんの演技も彩りを添えてくれました。
荒削りでバタバタとしたところがありましたが、選曲と表現で見事にそれをカバーしていました。
たぶんこれ、音楽なし衣装なしだと全然ちがうものに感じるでしょうね。
そういう意味ではフリースタイルとしての彼女のセンスを感じました。
犬が小さいので足元でバタバタとしているところを上半身の動きをもってカバーしたり、歩く歩幅や速度、方向性にメリハリをつけることで犬の小ささをうまく引き立てる事ができます。それができるようになればこれから小型犬とのダンスの良いひな形になるように思います。次が楽しみなペアでしたね。

松本さんとCROWNのルーティンは「丁寧にゆっくりと、おちついて」といういつも私が口にするアドバイスがそのまま演技に出ているような表現でした。
ゴーストバスターズという曲が示すように、やや滑稽で活力のある構成、しかも小道具満載です。こうしたコミカルな演技というのは実はシリアスなもの以上に難しいのです。
基本的なポジションやウォーキング、そしてその指示、自分のふりつけやリングデザイン等がちゃんとできていないとコミカルな表現はできないのです。
一歩間違えると見せ物的な扱い、あるいはサーカス的になりかねません。
このルーティンはベースにある基礎トレーニングがあってこそのルーティンでした。
私的には今回一番のできだったかな?

鈴木さんとウオッカ、畑さんとチャップ、五井さんと美羽、井原さんとデナリ、木葉さんとぱちゅりは彩りのある演技でしたが、彼女達の発展途上をみせてくれました。
どれも彼女達のスキルとキャリアからすれば、出来映えは全然よくありません。
もしこれが競技であったなら私は低い点数をつけるでしょう。
でもこの場は競技の場ではありません。その、ちょっと未完成なところをどうしていくか?この道でいいのか?あるいは自分たちの自信を再認識する?のんびりと楽しむことで次にすすむきっかけを作る?
いろんな使い方でこの場に立っています。
そんな素の彼女達に出会えるのもアウラファンマッチのいいところだと私は勝手に思っています。
まぁ、私も言いたい事言っちゃってますからね(笑)
でもこうしたことが少なからず彼女達の競技に良い結果をもたらせていると自負しております。

他にもすべてが見所満載だったソイヤーの部でした。
さぁ、次はワオの部の後記にはいります。

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プロフィール

aura

Author:aura
町田市と稲城市にあるアウラドッグトレーニングアカデミー
の西田です。
訓練所ではなく、犬とのコミュニケーションづくりをサポー
トしています。
ブログでは私が感じた事を思うがままに綴っています。
ときにはやさしく、ときには厳しく綴りますが、特定の人や
犬に対する記事は一切ありません。
読まれた結果、どのように感じ、どのように触発され、行動
を示されるかは私にはわかりませんが、どんな時にも前向き
にとらえて読んで頂けると幸いです。
うちのボーダーコリーのビンゴは、重度の股関節形成不全でしかも耳が100%聞こえませんが、それでも沢山の経験を共にし、障害を越えて、健常な犬達と同じかそれ以上の結果さえも得ています。
なにもあきらめるものはありません。自分達の向かうイメージを持って、ひとつひとつの努力した点を線につなげ、面にしていくプロセスを楽しむ事で結果はおのずとついてきます。

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